中国の新型コロナウィルスによる肺炎が蔓延し、発症源の武漢市は交通網が封鎖されています。
日本政府はチャーター便手配し日本人206名を日本に連れ帰ったという話でもちきりです。
そんな中国にたいして、日本企業が大量のマスクを送り、中国国民が大感激。
中国のLineとも言われる「Weibo」でも、日本に対する感謝の声があふれていましたので、ご紹介します。
日本から中国に大量のマスクを送る
中国の患者は5974人(NHK News)にものぼり、2003年に流行したSARSの中国患者数を超えました。
中国は新型コロナウィルスが大流行し、マスクなどの医療品も不足しています。
そんなときに頼りになるのが日本ですね。
中国のLineと言われるWeiboに、1月25日(土)の早朝、四川省の双流国際空港に「日本企業からのマスクの緊急物資」として、マスク100万枚が届きます。
日本の民間企業が100万枚ものマスクを送ったということで、中国では日本への感謝の声がネットであふれていました。
そんな素晴らしい行為をした日本企業名は、当初、伏せられていましたが、イトーヨーカドーでした。
「在日本中国大使館によると今回マスクを寄付した “日本の友人” はイトーヨーカドー」と中国メディア『鳳凰網』の記者が投稿していました。
中国のSNSでの日本の支援に対するコメントでは
「反日デモの際にイトーヨーカドーを打ち壊したのに助けてくれるなんて本当にありがとう」
「大変なときに真っ先に助けてくれるのは日本 今回だけでなく、四川大地震のときも日本は助けてくれた」
など、大感激の声があふれていました。
困った相手を助ける「お互い様精神」は、日中友好の絆(きずな)を強くしましたね。
大分市もマスク3万枚寄贈
大分市は、昭和54年以来、武漢と友好都市となっているとのことで、3万枚のマスクを27日に中国に送りました。
感染の予防に役立つもらおうと防災倉庫に備蓄していた3万枚のマスクを現地に送ることに決めたというのです。
そして、マスクを入れた段ボールには中国語で「武漢加油」(武漢頑張れ)と書かれていました。
こうした日本からの心のこもった贈り物に、中国国民も感謝感謝です。
大分市によると、友好都市である武漢では先週から患者が増えて大変な状況が続いている。武漢市と連絡取りながら準備を進めており、少しでも役にしたいと話していたということです
中国にマスク輸出を禁じた国
日本の対応とは対照的に、台湾は1ヶ月のマスク禁輸を発表。
中国国民からは、生産能力があるのにマスクの輸出を禁止するとはひどい。
(台湾に比べて) 日本人の方が人情味があるという声がでていました。
日本からの迅速で心のこもった支援が中国の人々に感動を与えました。
今回の新型コロナウィルスの流行が早く収まり、ますます日中友好が強化されるといいですね。