「過干渉」という言葉をご存知ですか?
過干渉とは、子どもに対して必要以上に干渉をすることです。
今回は過干渉が子どもに与える影響を考えていきましょう。
過干渉が子供に与える悪い影響
過干渉な親は、一見、子供を気にかけ、しつけもしっかりしているように見えます。
しかし、過干渉な親に育てられた子供は
このように、過干渉な親に育てられた子供は、よく言えば空気を読むですが、自分の考えの無い人になる可能性が高いと言えます。
過干渉と過保護の違いとは
似た言葉に過保護がありますが、過干渉とは全く違うものです。
過保護は子どもが望むことをしてあげること。
自立を妨げるとも言われていましたが、心が満たされるので自己肯定感を高めることになります。
物を買うことで満足させるのではなく、手をかけ時間をかけて要求を叶えてあげましょう。
子どもの成長に合わせて、過度にならないよう注意することが重要です。
過干渉は、親の価値観で子どもの行動を決めること。
子どもの欲求や行動を制限するものです。
もちろん問題のある行動をやめさせることは、しつけとして大切です。
しかし、子どもの行動すべてを管理しようとすると、過干渉に陥ってしまいます。
過干渉に育てられた子どもは、「自分で考えて行動することができない」「自分の意見が言えないのでコミュニケーションがうまく取れない」などの問題を抱え込む恐れがあります。
過干渉な親の特徴
過干渉な親の特徴として、親自身が気づいていないことが挙げられます。
自分は大丈夫と思っていても、もしかすると子どもはその様に思っていないかもしれません。
もちろん親が子の心配をするのは当たり前です。
しかし、子ども自身の安全を心配しているのではなく、子どもが自分の理想から外れた行動をするのが嫌だと思っているだけではありませんか。
過干渉が続けば、親が喜ぶ方の選択ばかりをする、自分の意見が言えない子どもに育ってしまうかもしれません。
また、過干渉が鬱や引きこもり、依存症を引き起こすというデータもあります。
過干渉をやめる方法
では過干渉をやめるにはどうすればいいのでしょうか。
急に突き放すような態度はよくありません。
少しの心がけを意識すれば、良好な親子関係を築くことができます。
意識することは4つです。
子どもに決定権を持たせながら、親自身も人生を楽しむことを忘れないようにしましょう。
子どもを干渉することは、子どもを心配する親としては当然の行為です。
しかし親がすべてを決めてしまっては、子どもの自立心や自己肯定感を奪ってしまいます。
子どもとの接し方を、今一度見直してみてはいかかでしょうか。
子育ては「見張る」のではなく「見守る」ことが大切です。