今年は猛暑の夏となったため、いろいろ作物の取れ高が上手くいかないなどの影響もありましたが、牛乳の不足も関係しているようです。
なぜ、牛乳も不足している事態になっているのか、その点について紹介していきます。
牛が夏バテ
記録的な猛暑が続いて夏バテになった人もいるかもしれませんが、牛も暑さの影響で夏バテになったようです。
牛が夏バテになってしまうと、搾乳にも影響が出てしまっており、牛乳が上手く生産することができなくなってきている事態になっています。
夏バテになってしまうと食欲が出なくなってしまうことがありますが、牛にも同じような影響が出てエサを食べる量が減ってしまったとのことです。
エサを食べる量が減ってしまうと、ミルクができにくくなってしまいます。
実際にその影響からか、スーパーでも牛乳の特売を減らすことが多く、学校の給食でも必要とされている牛乳を確保するために、業界が奔走している状態になっています。
人が飲む牛乳は牛から搾った生乳を殺菌処理してつくっているため、日本で飲む牛乳は国内で搾られています。
そのため、輸入に頼ることが難しいです。
猛暑によって牛が死んでしまったり、牛乳を搾れなくなったりした牛は500を超えており、牛乳不足は問題となっています。
北海道が頼り
牛の夏バテによる牛乳不足でカギを握るのは、牛乳生産量日本一の北海道です。
北海道は酪農家も多い地域とされており、2013年度における日本の生乳生産量は744万7032トンの内、384万8584トンが北海道産となっています。
北海道の全国シェアも50%以上あるので、牛乳の生産はほぼ北海道に頼っていると言えます。
北海道には広大な放牧できる土地があり、飼料も輸入に頼らずに自給飼料でまかなおうという努力があるので、牛乳づくりに盛んです。
また、夏バテの影響である猛暑も、日本の最北端である北海道ならば他の地域よりも涼しいため、一定の乳量を確保できました。
このように、北海道は乳量に関しても全国で一位であり、牛乳づくりのための努力も積極的に行われているため、牛乳不足の今は北海道に頼る必要があります。
牛が夏バテで牛乳がピンチのまとめ
猛暑が続いたため、多くの牛が夏バテになってしまい、牛乳不足という問題が出てきています。
生乳量全国一位の北海道は酪農が盛んにおこなわれており、涼しい気候でもあるため牛乳不足のカギを握っています。
学校が始まると牛乳が必要になってきて、健康にも欠かせない飲み物でもあるので、牛乳不足の問題は解決すべき課題となります。