勢力の強い台風の影響で、室外機が倒れてしまうという被害が続出しているようです。
強風の影響で室外機が故障してしまうことはありますが、まさか室外機が転倒してしまうとは驚きです。
もし自宅の室外機が台風や地震の影響で倒れてしまった場合、どのように対処すればいいのでしょうか。
また、倒れないための対策も調べてみました。
エアコン室外機が倒れたら自分で戻していいの?
暑い時期であれば、すぐにでもエアコンを復活させたいと焦る気持ちはあるでしょう。
しかし室外機が転倒したときは、自分で戻さずに設置した施工会社やメーカーに連絡をするようにしましょう。
これは、室外機を起こそうとすると思わぬ怪我につながる恐れがあるからです。
室外機と室内機をつなぐ冷媒配管への負荷で、配管が破損してしまう可能性があります。
この破損により、冷媒と呼ばれるガスが漏洩することがあります。
マイナスの温度になっていることもある冷媒は、配管の破損個所から勢いよく吹き出し、触ってしまうと凍傷などの怪我をしてしまうことも。
損傷がないように見えても破損が生じている場合がありますし、動かすことで新たに破損が生じる場合もあります。
自分で動かすことは避けるようにしましょう。
また、室外機が倒れている状態でのエアコンの使用も控えましょう。
正常に運転できるように見えても、故障が発生している場合があり危険ですし、新たな故障の原因ともなります。
さらに室外機が浸水してしまった場合にもエアコンの使用は中止しましょう。
電気回路への水の侵入で、乾燥していても漏電や発火の可能性があります。
電源プラグを抜くか、エアコンのブレーカーを切り点検を依頼しましょう。
エアコン室外機が倒れないための転倒防止対策は?
コンクリート製の据付台の上に設置する
室外機の設置の際には、多くの場合プラスチック製の軽い設置台が使われます。
プラスチック製の設置台の方が扱いやすいこともあり普及していますが、コンクリート製の方が重量もあり安定感が増しています。
強風が吹く場所に室外機を設置する場合などは、コンクリート製の据付台を検討してみてはいかがでしょうか。
また設置スペースが広い場合、室外機を設置する時はその地域の風向きを考慮して設置するといいでしょう。
室外機の正面や背面などの面積が広い場所が風をうけない方向で設置するようにしましょう。
壁面と室外機を固定する
台風のような強風が吹き荒れると、据付台を設置していても室外機が転倒する恐れがあります。
さらなる対策としておすすめなのが壁面と室外機の固定です。
いつ起きてしまうかわからない自然災害。
できる限りの備えをしておくと、いざという時安心です。