良いお年を!という挨拶、よく聞きますけれど一体いつ使うのが正しいのか?
そう言われれば、いまいちよくわからないということはないでしょうか。
実は恥ずかしながら私も間違えて覚えている部分がありました。
それでは、正しい使い方、文例を紹介していきます。
使うのは12月20日~30日まで、大晦日はNG
良いお年をお迎えくださいという言葉は、何となく大晦日に使う言葉だと思っている人は多いのではないでしょうか。
恥ずかしながら私は勘違いをしていました。
年内、最後に会う時の挨拶だと思っていたのです。
その為大晦日でも使えると勘違いしていましたが、実は間違っていたのですね。
本来の意味は「良い大晦日で、いい新年を迎えられるといいですね」といった意味合いになりますので大晦日の日には使いません。
今と違って昔は新年を迎える準備は何かと大変だったのです。
大掃除をしたり、ツケ払いを済ませたり、おせち料理を作ったりと大仕事だったことでしょう。
今みたいに新年から開いているスーパーなどなかったでしょうから。
その為、このような言葉が生まれたのかもしれませんね。
「良いお年をお迎えください」が短くなったのが「良いお年を」
「良いお年を」という挨拶は「良いお年をお迎えください」が縮まった形です。
ですから、正しく丁寧に使う時は「良いお年をお迎えください」になります。
対等な立場の人、目下の人に対しては「良いお年を」でもいいでしょう。
しかし上司や目上の人、あまり親しくない人に対しては「良いお年をお迎えください」にしてくださいね。
また、新年に「今年一年、いい年になるといいですね」という意味で「良いお年を」と言ってしまう人がいますが、これは勘違いです。
元の形「良いお年をお迎えください」を知っていたら間違えることはないでしょう。
気をつけてくださいね。
正しい使い方、文例を紹介
良いお年をお迎えくださいは12月20日~30日に使われる言葉だと覚えておきましょう。
正しい使い方、文例を紹介します。
「今年もあと少しですね、風邪など引かぬよう、良いお年をお迎えください」
などと使います。
それに対する返答としては
「ありがとうございます、良いお年をお迎えください」と通常の挨拶と同じく、同じ言葉で返せばOKなのです。
文例の場合は、
「今年も大変お世話になり、ありがとうございました。来年もまた、よろしくお願いいたします。良いお年をお迎えください。」
といった感じで、仕事相手、お世話になった方などに今年のお礼を伝えるようにしましょう。
喪中の人にも使えます
「良いお年をお迎えください」というのは基本的に先のことを言っている言葉ですので喪中の人にも使える言葉です。
しかし相手が喪中だとわかっている時はシンプルに「今年もお世話になりました。来年もまたよろしくお願いいたします」と言う方がいいでしょう。
良いお年をのまとめ
良いお年を!を上手に使うポイントは以下の3点です。
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1 「良いお年をお迎えください」は12月20日頃から30日まで。
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2 大晦日、新年には使わないこと。
3 喪中の人にも使えますが、知っている時は使わない方が無難。
以上の3点を覚えておくといいですね。