「咳エチケット」という言葉をご存知ですか?
インフルエンザが流行ってくると、咳をしている人が近くに来ると気になりますよね。
「咳エチケット」とは、インフルエンザをはじめとした感染症を他人に感染させないために、咳やくしゃみをする時はマスクや手などで飛沫をおさえることです。
とくに子どもは会話などを近距離でするので、「咳エチケット」を教え、実践させることが大切です。
今回は「咳エチケット」と「ウイルスから身を守るためにすること」についてご紹介します。
正しい咳エチケット
まずは正しい「咳エチケット」についてご紹介します。
咳やくしゃみが出だしたら、マスクを着用する
マスクをつける時は鼻から顎までをしっかりと覆い、隙間がないようにしましょう。
ノーズクリップがある場合は、鼻の形状にあわせて曲げます。
また使用後のマスクは放置せずに、ゴミ箱へきちんと捨てましょう。
鼻水や痰を含んだティッシュはなるべくフタの付いているゴミ箱へ捨てる
使用済みティッシュにはウイルスがたくさん付着しています。
ゴミ箱に捨てず放置したままなどにしていると、乾燥したウイルスが空気中に飛散するリスクがあがります。
どうしてもゴミ箱にすぐ捨てることができない状況の場合は、ビニール袋などに入れて口を縛っておきましょう。
鼻をかんだあとは手を洗う
ウイルスは飛沫感染以外に、接触感染もします。
手にウイルスがついたまま周りの物に触れると、ウイルスが移ります。
さらに別の人がその物を触り、ウイルスを手につけた状態で口や鼻を触ってしまうと感染してしまいます。
くしゃみや咳をするときは、他の人から顔をそらす
くしゃみや咳の飛沫は1~2メートルも飛ぶと言われています。
他の人にかかってしまわないように配慮しましょう。
ウイルスから身を守るためには?
ウイルス感染しないための、有効な方法をいくつかご紹介します。
正しい手洗い
外から帰った時はもちろん、調理の前後や食事前などにもこまめに手を洗いましょう。
爪はあらかじめ短く切り、指先や爪の間も丁寧に洗います。
手首も忘れずにしっかり洗いましょう。
普段の健康管理
免疫力が下がるとウイルスに感染しやすくなるので、普段から睡眠を十分にとり、バランスの良い食事を心がけましょう。
適切な湿度を保つ
空気が乾燥すると口や鼻の粘膜も乾燥し、感染に対する防御機能が低下するため、ウイルスが体内に入りやすくなります。
このため、加湿器などを利用して適切な湿度を保つことも、ウイルス予防には効果的です。
いかがだったでしょうか。
これからインフルエンザなどにかかったときには、「咳エチケット」を守り、周りに感染しないよう配慮しましょう。
とくに集団感染しやすい子どもにはしっかりと教えて、感染が拡大しないようにみんなで注意できるといいですね。