国際女性デーである3月8日には、日頃の感謝を込めて男性から女性へ花束を贈る習慣があります。
イタリアでは、Festa della Donna(女性の日)と名付けられており、ミモザを贈ることになっています。
ミモザはイタリアで身近で採取できる花です。
誰でも女性に感謝の気持ちをミモザを贈ることで表現できるなんて、ステキですね。
さて、英語ではInternational Women’s Dayと言いますが、そもそも国際女性デーとは何なのか?
具体的にどういうことをする日なのか知っている人は少ないのではないでしょうか。
それでは国際女性デーについて調べてみましたので、始まりやその日にすることを見ていきましょう。
国際女性デーの始まりはいつ
国際女性デーの始まり、起源とされる事件は1904年アメリカ、ニューヨークで女性労働者が起こした、婦人参政権の要求のデモでした。
このことから、ドイツの社会主義者クララ・ツェトキンが、1910年に国際社会主義者会議において「女性の政治的自由と平等のためにたたかう」記念の日とするよう提唱したことから始まったとされています。
また、1917年の国際女性デーにロシアの首都ペトログラードで行われた女性労働者を中心としたデモは、男性労働者、兵士を巻き込み大きな蜂起となり、最終的には帝政を崩壊に追い込んだのです。
そのようなことがあり時を経て、1975年に「国際婦人デー」と国連が定め、毎年3月8日は各国でイベントが行われています。
国際女性デーは各国で祝日となっている
3月8日の国際女性デーは「女性の自由と平等を掲げる日」とされていて、各国で祝日となっています。
ロシアやベトナムなどは完全祝日、中国は女性だけ祝日となっていたりもするようです。
ちなみに日本は祝日扱いではないですし、あまり知られていないようにも思います。
世界では男性が女性に感謝の意味を込めて、花束をプレゼントしています。
その習慣は、とても素敵なことですよね。
国際女性デーのシンボル、黄色のミモザの花
国際女性デーのシンボルとされるのが黄色のミモザの花です。
イタリアにおいては、国際女性デーの日に女性に贈る花はミモザと決まっているのです。
その理由はミモザがこの時期にイタリアに自生する身近な花であることにあります。
ミモザが高価な花でないことから、貧富の差に関係なくみんなが、感謝の気持ちを表わすことができるということなのですね。
とても素敵な理由だと思います。
イタリアでは小さな男の子はお母さんに花を贈るのだそうです。
ちなみにミモザの花言葉は思いやり、力、女性らしさ、友情といったものがあります。
国際女性デーのまとめ
いかがでしたでしょうか。
国際女性デーとは女性の政治的自由、平等を呼びかける日のことでした。
日本ではあまり知られていないかもしれませんが、世界各地では祝日だったり、花束をプレゼントしたりという特別な日なのですね。
別に男性から女性と決まっているわけではなくて女性同士でお互いに花束を贈り合ってもいいのです。
今年から3月8日は、花を飾ったり、贈ったりしてみてはいかがでしょうか。