甘くて美味しい秋の味覚「栗」は、子供も大人も大好きな食べ物ですね。
そんな栗ですが、実は味わいだけではなく栄養面でも優れていることをご存知でしょうか?
あの一粒一粒に豊富な栄養がギュッと詰まっているんですから、すごいですよね!
そこで今回は、栗の豊富な栄養についてご紹介します。
栗の主成分は?
ホクホクとした美味しさが魅力の栗ですが、主となる成分はなんなのでしょうか?
栗の主成分はデンプン、つまり炭水化物になります。
デンプンといえばじゃがいもやとうもろこし、そして栗同様「秋の味覚」として知られるさつま芋やかぼちゃにも含まれていますね。
デンプンはエネルギー源になりやすいうえに、疲労回復効果も兼ね備えています。
そのため、生きていくうえで非常に重要な成分であると言えます。
ちなみに栗の可食部100gあたりのカロリーは130kcalだそうですが、ゆで栗は食べる際、それなりに手間がかかりますからね。
皮をむいたり、スプーンで中身をくりぬいたり…
ひとつひとつの工程をこなしながらだと、自然に食べるペースもゆっくりになるため、あまり食べ過ぎないで済むでしょう。
栗にはビタミンやミネラルもたっぷり!
デンプンが主成分となっている栗ですが、実はビタミンやミネラルといった栄養素もたっぷり含まれているんです。
まず風邪予防になると言われているビタミンA・B1・Cですね。
ビタミンCは熱に弱いことで知られていますが、栗のビタミンCはデンプンに包まれているので、加熱しても問題ないのです。
またむくみ予防として有名なカリウムや、ついつい不足しがちな亜鉛、さらにエネルギー代謝を高めるパントテン酸も含まれているとか!
まさか栗にこんなたくさんの栄養素が入っていたとは…驚きです。
あの小さな粒の中には、大きな栄養パワーが凝縮されているわけですね!
ポリフェノールのひとつ・タンニンも!
ポリフェノールといえば、チョコレートやワインに多く含まれていることでお馴染みです。
抗酸化作用が強いことから、老化防止・アレルギー改善の効果が期待できると言われています。
さらに動脈硬化予防や美肌効果など、健康面・美容面においてとても嬉しい働きをしてくれるわけです。
そんなポリフェノールのひとつであるタンニン、実は栗にも入っているんです。
なんでもあの渋皮の部分に多く含まれているんだとか!
そう考えると、皮を捨ててしまうのはちょっともったいないかもしれませんね。
栗の栄養をトコトン摂取したい!という方は、中身だけではなく渋皮の部分もシッカリいただいちゃいましょう。