長い夏休みが始まりました。小学生の子供にとっては嬉しい夏休みですが、親にとっては、心配や困りごともあります。
まず、共働き、シングルマザーなど、日中働きに出ている場合、子供の世話の問題があります。
学童保育、実家に預けることができる人ばかりではありません。
ここでは、日中子供を一人でお留守番させることもある場合、どのように過ごさせることで子供にとって有意義で、親にとっては安心できるかをお伝えしていきたいと思います。
長い夏休みに試したい親の工夫
子供が楽しく有意義に夏休みを過ごす上で、親が工夫をしたい点は主に2つあります。
それは、生活がだらけないようにすることと、昼ご飯の準備です。
夏休みは1か月以上と長い休みになります。夜更かしをしたり、朝寝坊をしたりと生活リズムが乱れがちになることが困ることです。
そして毎日の昼ご飯を準備しなくてならないことです。給食のように栄養バランスのとれたおかずを考えるのは結構大変です。
どのような工夫をするといいかそれぞれ、紹介していきましょう。
夏休み中、子供の生活習慣を乱さないためにできる工夫
1. ラジオ体操、日記などを利用する
夏休みだから少しぐらい寝坊してもいいとつい遅くまで寝ていることで、あっという間に生活は乱れてしまいます。
そうならない為には朝、ラジオ体操に行くようにする、もしくは日記をつけるなどしましょう。
ラジオ体操に友達と行くと決めておけば嫌でも早起きするしかありません。
また日記を書くことによって毎日「寝坊しました」と書くわけにはいきませんから、早く起きて何か行動するようになります。
絵日記などを自由作品として提出すると決めておくといいかもしれませんね。
2. お手伝いをする
親が仕事に行っている間に涼しい部屋でゲーム、テレビ、漫画と自由に過ごすことができますが、毎日それでは困ります。
塾や習い事に行かせない場合は、家で何かお手伝いを一つすると決めておくのはどうでしょうか。
子供に責任を持って何かをやり遂げてもらうというわけです。
3. 読書をする
図書館を利用して、読書をするのはおすすめです。お金もかからず良質な本を沢山読むことができます。勉強とは違う知識が身につきますし、読書感想文、読書感想画など夏休みの宿題にも役立ちます。
昼ご飯の工夫
1. サンドイッチ、おにぎりなど日替わりで簡単なものを準備する
毎日カップラーメンやレトルト、冷凍食品を食べるのは体にも良くありませんし栄養のバランスも悪くなります。
朝仕事に行く前にサンドイッチ、おにぎりなど簡単なものを作っていくといいでしょう。中に入れる具を変えることで飽きません。
2. サラダ、おかずなど冷蔵庫に入れておく
簡単な総菜、サラダなどを冷蔵庫に用意しておくといいでしょう。
特に前日の晩のおかずを少し取り分けておけば、別に作る手間もかかりません。お弁当として常温で置いておくのは心配ですが冷蔵庫に入れておけば安心です。
長い夏休み、以上のような工夫を生活に取り入れてみてください。
子供にとって楽しい時間になるように親子で話し合ってルールを作るといいですね。
子供させたいこと
次はお子様にしてもらいたいことをご紹介します。
目標の立て方
子供に目標を立ててもらいます。
実際にどのような目標にしたらよいのでしょうか?
例えば、『逆上がりができるようになる』『プールで息継ぎができるようになる』等、自分が苦手なことを克服するという目標でもいいと思いますし、『毎朝、早く起きてラジオ体操をする』『毎日1時間読書をする』『朝顔や虫の観察をする』等、毎日の習慣を身につけることを目標にするのも良いと思います。
他には『地域のボランティア活動に参加する』『家の周辺や駅前の掃除をする』といったような、普段学校に通っていてはできないようなことをやってみるのも新鮮で楽しいかもしれません。
夏休みに入る前にまず親子でやるべきことは、夏休みの目標を決めること、そして大まかでも良いので、1日のスケジュールを子供に立てさせることで、毎日ハリのある生活を送れるのではないでしょうか。
子供の希望を聞く
子供が毎日家にいて、一日中ダラダラ過ごしていると、お母さんもそれを見てイライラしてしまい、家事のペースも狂わされます。そのせいで、毎年夏休みが来るのが憂鬱になるお母さんもいることでしょう。
『今年はどんな夏休みにしたい?』と親子で話し合って決めることで、お互いのモチベーションも上がり、夏休みを一緒に楽しむことができるはずです。
子供の頃の成長は著しく、たった1ヶ月でも大きく変化しています。どんなに簡単なことでもいいので、今までできていなかったこと、していなかったことを目標に掲げてみましょう。
また、目標の為だけに夏休みを過ごしていたら、子供達もだんだん嫌になってくるので、一緒に電車でお出かけをして、水族館や動物園に行ってみたり、車で遠くまでドライブして美味しいものを食べたり、家族で過ごした思い出も沢山作ってあげると良いでしょう。
そして、子供がやってみたい!と言ってきたことは積極的にやらせてあげることも大事です。親の都合でダメばっかり言っていると、子供の自立心が芽生えないので、命の危険などの心配がない限りは、どんどんやらせてあげて子供の成長を見守っていきましょう。
どんな夏休みにするかは親と子次第です。楽しい夏休みを送りましょう。
勉強の予習に最適な夏休み
脱ゆとりで最近の授業は進むスピードも早くなっています。
もちろん理解できていないところがあれば復習も大事ですが、余裕があればぜひ予習をしてください。
普段はなかなかゆっくりと子供の勉強を見る時間はないでしょうから、この機会にじっくりと向き合いましょう。
また親子一緒の本を読むのもおすすめです。
屋内施設の利用
科学館や博物館、図書館などでは夏休み中イベントを行っているところが多いです。
まだ早いかなとか興味がなさそうだなと思うような施設でも、何が子供の心の琴線に触れるかわからないので積極的に利用しましょう。
また屋内施設は天候に左右されませんし、空調が効いているので同伴する親も楽で、子供の知的好奇心を満たすことが出来るのでとても便利です。
ずっと家に閉じこもっているのは勿体ないし良い思い出となるので、ぜひお出かけください。
長い夏休み、ついついダラダラと過ごしてしまいがちですが、子供にとっては成長できる良い機会となるので親子で楽しみながらじ充実した日々を送ってください。
子供と一緒に過ごせる期間は思っているよりも短いので大切にしたいですね。
興味のあるところに連れて行く
小学生になれば、自分の興味のあるものや関心のあるものが出てきます。
夏休みの間に、自分の子供が興味のある場所に連れて行ってあげることができます。
もし、自分の子供が絵を描くこと好きなのであれば、美術館などに連れて行くこともできますし、昆虫や恐竜が好きなのであれば博物館に連れて行ってあげることができます。
運動が好きなのであればプールや海に連れて行ってあげることもできます。
子供が関心ごとが決まっていないならば、関心時を見つけてあげるために、博物館や海、山などの自然や歴史のある場所に連れて行くこともできます。
夏休みならば時間もあるので、計画して興味のあるところに連れて行くと子供の発達をさらに促進させることができます。
旅行につれていく
家族で旅行に行くこともできます。
夏休みならば旅行に行く機会もありますし、お盆などの期間であれば仕事をしている人も休みが取れて、家族で旅行に行くことを計画しやすいです。
旅行に家族で行くことで、普段会うことができないものに触れたり、家族との時間を濃厚に過ごすこともできるので、子供にいろんな良い影響を与えることができます。
また、旅行ならば日帰りでは無くて一泊する方が良いです。
泊まることで、小学生の頃から家以外の場所で過ごす仕方を覚えさせることができるからです。
このような方法で夏休みを過ごすことができますよ。