生姜と言えば、身体を温めてくれる効果が有名で、日本では寿司の薬味であったり、料理の下味に使われたりしている食材です。
この生姜ですが、乾燥させて使用することで、また生の生姜とは違った効果があります。
乾燥生姜の使い方と飲み方を解説しましょう。
乾燥生姜の作り方
乾燥生姜の作り方をご紹介します。
とっても簡単にできるのでぜひお試しください。
乾燥生姜は電子レンジをはじめ、オーブントースターやフライパン、天日干しで作ることができます。
いずれも皮つきの生姜をきれいに洗って薄く切り、それぞれの調理道具を使って乾燥させるだけです。
天日干しの生姜がいちばん時間はかかりますが、ビタミンDもプラスされるので、手間暇かけて作るのもおすすめです。
乾燥生姜の飲み方
乾燥生姜の料理を作る方法もありますが、ドリンクにしても美味しくいただけます。
自家製のドライジンジャーの作り方
【生姜茶】
乾燥生姜 お好みで
【作り方】
1.乾燥生姜をスライス
2.室内で1日程度乾燥
3.カラカラになったらミキサーで粉砕
4.お湯を注いで、生姜茶
【ジンジャエール】
粉砕した乾燥生姜30g
蜂蜜 大さじ4
水 100g
レモン 一切れ
炭酸水(無糖)
乾燥生姜、蜂蜜、水を鍋に入れて温めます。
煮立ったら、弱火で10分程度凝縮させます。
自然に冷めるのを待ちます。
冷えたら、炭酸水を注ぎ、レモン切れを入れて完成です。
乾燥生姜の効果
生の生姜と乾燥生姜の違いについてご説明します。
生姜には「シネオール」「ジンゲロール」「ショウガオール」という成分が含まれています。
「シネオール」は生姜の香り成分です。
ハーブなどにも含まれていて、肉や魚介類の臭みを抑えます。
食欲増進効果がありますし、疲労回復にも役立つといわれています。
「ジンゲロール」「ショウガオール」は生姜の辛味成分です。
殺菌作用が強く、食中毒を予防しますし、最近では癌の予防にも効果があるのではと考えられ、期待されている成分です。
生の生姜では「ジンゲロール」が圧倒的に多いのが特徴で、解熱をはじめ消炎や鎮痛、発汗効果があり、体温を下げる効果があります。
かわって乾燥生姜には「ショウガオール」が多く含まれます。
これは乾燥により「ジンゲロール」が「ショウガオール」に変化したためです。
「ショウガオール」には代謝をあげて、深部から熱を作る作用があるので、身体を芯から温めて持続させる効果があります。
このように、乾燥生姜には生の生姜とは対照的に、持続した温め効果があるのです。
次に乾燥生姜の効果を見ていきましょう。
冷え性の改善
生の生姜でも効果のある冷え性の改善ではありますが、乾燥生姜の場合はさらに持続的な効果があるので、冷え性の改善には生の生姜よりも乾燥生姜の摂取がおすすめです。
ダイエット効果
「ショウガオール」による代謝のアップによりダイエット効果も期待できます。
生の生姜に比べて乾燥生姜は脂肪燃焼効果が10倍もあると言われています。
風邪の予防
身体を冷やさないようにして免疫力をあげておけば、風邪の予防になります。
また身体を温めることにより、循環機能を高め風邪の悪化を防ぐことも可能です。
発熱してしまった場合には、生の生姜をすりおろして蜂蜜などと一緒にお湯で割って飲むと、熱を下げる効果を期待できます。